2009長岡の大花火
2009.8.2/8.3開催分 ※新潟県長岡市


 仕事の合間をみて、クルマのメンテナンスに余念がなかった。オイル&エレメント交換はもちろんのこと、ファンベルトやクーラント等々、夏のハードな長距離移動に備える。今回の花火旅は6日間帰宅しないロングラン。クルマメンテの他に、6日間の外出に耐えうる準備で大わらわした。
 7/31は移動日、8/1は西のとある大会、8/2と8/3は長岡、8/4は移動日、8/5上田というスケジュール。8/4は宿を予約してあり、一応体調管理に気を配ってみたつもり。いよいよ7/31の正午、元気いっぱい旅立った。

 住処から休み休み走ること700キロ。日付けが変わった8/1の午前2時、花火観覧友達であるMさんと待ち合わせをしていた既設の有料パーキングに辿り着く。ひと足先に着いていたMさんにVサインして、僕もクルマをパーキングに入れた。これからまるまる24時間、クルマは一切動かさない。
 そこからふたりでぶらぶら歩き、朝5時まで営業しているという大手チェーン店の居酒屋にしけこむ。会話しながら、ひとしきり食べそして飲んだ。楽しき時間はあっという間に過ぎていき、気付けば間もなく閉店時間。では午前10時にと、互いのクルマに戻り暫しの仮眠を貪った。

 花火待ちの日中、豊田同様、これまた凄いゲリラ豪雨に見舞われる。もう苦笑いするしかないほどのざぁーざぁー降り。豊田の雨よりは若干マシだったが、降ってる時間が長かった。途中弱まったこともあったが、断続的に2時間は降っていたのではないかと思う。幸い、花火観覧中は雨に降られることはなかった。久し振りの大会を、思う存分堪能することができてホッとする。
 出庫予定は午前2時。どのみちそのくらいの時刻までは渋滞で動かない。出発の時間まで、ふたりでゆっくり食事を摂った。Mさん、その節はたいへんお世話になりました。

 深夜2時過ぎ、長岡へ向け走り出す。だが、またしても北陸道でゲリラ豪雨に出くわした。いやぁ、まいったね、この豪雨に次ぐ豪雨。そりゃあ早く到着したいに決まっているが、この雨量での高速道路走行は危険だと本能が囁きかけてくる。なかなか本能が囁きかけるなんて普段ないことなので、ここはひとつ素直に従うことにした。最寄りのパーキングに入り、ふて寝系の仮眠を摂る。ルーフを叩き付ける雨音を聞きながら、どうなっちゃってんのよこの天候はさ、と呟き嘆いた。振り返れば玉村以降、すっきりクリアに観覧できた大会は無いじゃんか、と愚痴モードスイッチON。その後、なかなかスイッチOFFに出来なかったよ。

 長岡到着は正午少し前。ナンダカンダ言いながらも、けなげに走ったのよ。なんとか場所取り解禁の午後2時に間に合って、事前にお願いしておいた花火愛好家さんのグループと無事合流。ふらふらしながら場所取り合戦に参加して、とにかくセーフ。その後、速攻で日帰り入浴施設に逃げ込んでカラダをいたわった。
 冒頭の写真は場所取り解禁待ち風景。ご覧の通り、みなさん「場所取り待ち」に慣れていらっしゃる。飲料水やスナック菓子などはもちろん、長丁場をやり過ごせるパラソルやチェアー、トランプやUNOや本といった暇つぶしグッズを充実させて、万全の「並び」である。遠方からの観覧組はなるべく荷物を増やしたくないがために並びグッズはライトになりがちだが、なにせ解禁までは長丁場だ。見習いたいものである。


8/2 米百俵花火 尺玉100連発




 2009年度長岡は、お陰様で2日間共観覧させてもらった。全国的に大不況の真っただ中であり、この長岡も例外ではない筈なのに内容は縮小どころか規模拡大といった、素晴らしい長岡だった。それは、新潟県民の皆さんの、花火に対する想いが甚大ということに他ならないと思う。尊いことだ。

 レギュラープログラム群は例年の通り雄大な花火絵巻を展開し、長岡花火の象徴である尺玉、そして冠連打は圧巻だった。
 2008年に初披露された天地人花火は鳴物入りとなって、1日目に野村花火工業さま、2日目にマルゴーさまを起用する肝いりプログラムとなった。そして、スーパーフェニックス。

 まず、8/2の野村さま天地人花火。それは、未だかつて鑑賞したことのない野村花火工業さま渾身のアレンジが施されていた。そもそも野村さまの音楽花火で、多重芯が入るプログラムは無かったといって差し支えないと思う。それがいきなり四重芯のダブル。そして、野村花火コレクション玉をふんだんに盛り込んだ驚きの豪華さだった。
 そして2日目、8/3のマルゴーさまによる天地人花火。この花火には目頭が熱くなった。2008年に披露したアレンジを踏襲しながら、一気に至高レベルまでエボリューションさせた作品だったからだ。玉(花火)はクオリティが高く、とても丁寧に創られた花火ということは一目瞭然だった。
 そして、どうしてこんなに長岡って熱いの、と涙声で言ったのはスーパーフェニックス。超ワイドなフェニックス花火を囲みながら、2尺玉が6箇所からさらにワールドワイドに揚がっていくなんて、誰がそんな贅沢な凄いことを実現させてしまったの? それも1日限りではなく2日間にも亘って……。地元煙火店を始め、フェニックス関係者の皆様を最上級に讃えさせてください。この感動は、生涯決して忘れない。
 渾身の2009長岡。天候や風に恵まれなかったことが、とにかく残念だった。2010年度の天地人花火、スーパーフェニックスをどうか期待させてください。※添付動画、下手っぴぃですみません。勉強させて頂きます。


8/2 野村花火工業さま打ち揚げの天地人花火


8/3 マルゴーさま打ち揚げの天地人花火




 ※2010.1.27観覧記公開。