2009やつしろ全国花火競技大会 後編[初観覧]
2009.10.17開催分 ※熊本県八代市


 ♪は〜るばる来たぜ、やつしろ〜♪
 やって参りました、念願の八代でございます。はるばる神奈川県は伊勢っ原市から訪れさせていただきました。無事に来れて、感無量でございます。
 上下の写真2枚(上の写真は花火打ち揚げ場を望む)は花火会場裏側の観覧エリア(午後2時から車両通行止めとなる)。まだ午前中なので観覧者のほとんどは来ておりませんが、びっしりと、ずら〜っと、あまりにも上手に美しく立入禁止ロープにブルーシート類がくくり付けられていて、日本全国、名の通った大会はどこでも場所取りは厳しいですなあ、といった光景。
 下の写真を見てもお分かりの通り、かなり背丈が高く生い茂った草木が点在してるので、すっきり開けているポイントは確保するのが大変なのだと思います。



 夕刻までにはここの場所に無数の三脚が立ち並び、さぞかし壮観な光景となるのでしょうね。僕はメイン側からの観覧と決めてはいるけれど、風向きは裏側の方が有利になることが多いのだそうです。こちら側は視界がいっぱいに開けているので、なるほど花火そのものがよく鑑賞できそうです。
 あ、いけね。自分のちゃんとした場所取り、まだだったよ(;^_^A アセアセ・・・


競技No.18 高田花火工業さま
5号玉 昇曲付三重芯菊
競技スターマイン SELECT FLOWER




 観覧会場内を、どこがいいのかな♪なんてウロウロしていると、顔見知りの花火愛好家さんたちと続々遭遇。なんか変な言い方だけど、とてもいつもな感じ。此処は確かにキューシューなのだけど、九州に居ることを一瞬忘れてしまいそうな顔ぶれ。凄いね、花火の魅力って。こんなにも遠くまで来させてしまうんだものね。
 でね、肝心の場所取り。一旦はセンター位置の有料席後方にブルーシートを敷いたのでしたが、楽しみにしている紅屋青木煙火店さまのミュージックスターマイン全容を、この場所からでは観覧出来そうにない(地面から見えそうにない)ことから、少し後方だけど土手道路上に観覧場所を動かした。初の八代は、ここの場所からの観覧となりました。



 上の写真はメイン側の午前中風景。さすがに大曲ほどの数ではないのだけれど、ちらほらと個人的なテントや車内宿泊組さん系を見かけることがあったので、前日入り観覧者もそれなりの人数になっていそうな感じです。



 上の写真は「八代物産展」のブースたち。ずらりと並んだ店、店、店……。八代名物、九州名物と非常に興味深い品々が展示されたり即売されたりしていました。また、飲食系ブースもかなり充実のラインナップ。正直、迷ってしまうほどの豊富なメニュー。5種類も6種類も食べたくなってしまうくらいです。結局、3種類の九州名物を頬張り、2種類10コほどのお土産を購入。すごく楽しかったです、八代物産展。
 日中は汗ばむほどの陽気に恵まれました。特設ステージでは、音楽演奏、ストリートダンス、ファッションショー(かわいかった(^^))、よさこいソーランなどなどで楽しませていただき、愛好家さんともたくさん語り合わせていただきました。現地でお会いさせていただきました皆様、その節はありがとうございました。


競技No.19 信州煙火工業さま
5号玉 昇曲導付芯入色先銀蜂時計草 10号玉 昇曲導付三重芯糸引冠先ピンク点滅
競技No.20 イケブンさま
5号玉 たんぽぽ 10号玉 昇曲付四重芯変化菊




 あれよあれよと言う間に、満杯に膨れ上がった大観衆の八代。和太鼓、八代市長挨拶の後、定刻の午後6時30分過ぎ、やつしろ全国花火競技大会は華々しく開幕されました。カウントダウン0でナイアガラに点火され、以降堂々のボリュームのオープニングスターマイン。


2009ミュージック花火
Movement 〜未知なる世界へ〜
紅屋青木煙火店さま




 実は、いきなり驚きました。それはエントリーNo.1の阿部煙火工業さまの作品が打ち揚がった直後のこと。MCの女性が、「素晴らしいと思った方、光を振って花火師さんへ合図をお願いします」と言ったやいなや、有料席からびっくりするほどの数の光が大きく揺れたから。それも携帯の液晶や個々のペンライトではなく、一面同一製品のペンライト光!! 添付動画ではイマイチ分かりにくいのだけど、これは実際見たらすっごく感動すると思う。有料席や協賛者席に入場した際に、ペンライトがそれらの観覧者に配られたと容易に推測できるのだけど、それにしても壮観な光景でした。このような演出は大会終了時に他大会でも行われているけれど、大会中、随所に盛り込まれるのは初体験。とても大会の一体感を感じる演出だと思いました。


競技No.21 太陽堂田村煙火店さま
5号玉 昇雄花八重芯変化菊 10号玉 昇雄花三重芯変化菊
競技No.22 北日本花火興業さま
5号玉 アフロでキメる俺のヘアスタイル 10号玉 昇曲導付四重芯錦冠菊




 関東圏在住の花火ファンにとって「八代」の最大の魅力は、普段なかなか鑑賞できない九州エリア煙火店さまの作品を鑑賞できることだと思います。競技は、九州エリア煙火店さまのみが、5号割物とスターマイン(全社音楽付)で競われ、九州エリア以外の煙火店さまは5号割物+10号割物で競われる内容でした。やはり、九州エリア煙火店さまのスターマイン競技には興味津々です。いままで九州地区の作品と言えば、土浦で大洋花火さまのスターマインを鑑賞したくらいだから……。


競技No.23 ワキノアートファクトリーさま
5号玉 昇曲付変芯菊先紅蛍光
競技スターマイン FLOWERS 〜笑顔に咲いた花束を〜




 九州エリアのエントリー煙火店は、六葉煙火さま/塚本花火工業さま/柿薗花火さま/津山花火さま/大洋花火さま/高田花火工業さま/ワキノアートファクトリーさま/唐津煙火さま/生島煙火さまの、計9煙火店。各社趣向を凝らされた作品揃いで、うっとりと鑑賞させていただきました。特に数社の作品の中には、個人的に好みのデザインがされていて、とても美しく、可愛いらしく、温かな気持ちに包まれたことをいまでもよく覚えています。


競技No.24 菊屋小幡花火店さま
5号玉 昇曲付八重芯点滅花霞 10号玉 昇曲付四重芯点滅花
競技No.25 新潟煙火工業さま
5号玉 昇曲導付八重咲の華 10号玉 昇曲導付三重芯変化菊




 そしてもうひとつの八代の魅力、それは紅屋青木煙火店さまによるミュージック花火や全国各社の割物作品群。
 割物はその1玉で起承転結。1玉で観衆を魅了させてしまうパワーを放つ作品に、「OH!!」という声が静かな中にも熱く漂う。青木さまのミュージックスターマインは、「Movement〜未知なる世界へ〜」とのタイトル。すごくドラマティックな、ピークが一気に来る格好いい構成だった。観衆の声も、叫びに近くなる感じの声音です。……あのね、発射音をよく聞き分けているつもりだったのだけど、またしても大玉を映像に捉えることができませんでした(ノ_-。) もうホントに、下手くそでやんなっちゃう。


競技No.26 唐津煙火さま
5号玉 昇曲付八重芯菊先水色銀乱
競技スターマイン 夜空の花に包まれて……




 やつしろ全国花火競技大会、初観覧してみて思うのは、添付映像を見てくださった通り、花火芸術をとても丁寧に鑑賞させてくれる大会だったということ。ひとつひとつの作品を、丁寧に鑑賞させてもらえるほど贅沢なことはないと思います。また、見終わってこんな温かな気持ちになれた要因のひとつが、九州の方々の観覧マナーの素晴らしさ。ゴミの放置などは皆無で、とてもクリーンな状態の会場だった。お陰様で、没頭できる快適な花火観覧をさせていただくことができました。


競技No.27 磯谷煙火店さま
5号玉 白い太陽 10号玉 昇曲付三重芯変化菊
競技No.28 紅屋青木煙火店さま
5号玉 昇曲付八重芯変化菊 10号玉 昇曲付四重芯変化菊




 さて、楽しき魔法タイムが終わった後は厳しい現実。同行メンバー全員クタクタな訳で、車内は運転者のみを孤独に残して、他のメンバーはドライバーに話しかけることもなく全員スヤスヤ……。まだかな、ノルマの300キロ終了地点は……。走行距離見ると、まだ70キロしか走ってねーし(/_<)。行きは何でもなかった300キロが、とてつもなく長く感じられるのだった。危険なあくびを連発していたら、覆面パトカーらしき車両とニアミス遭遇。急にしゃきっとなったりして、以後眠気も吹っ飛び無事に帰路ノルマ走行達成させていただきました。


競技No.29 生島煙火さま
5号玉 マーガレット 競技スターマイン 華と蝶
競技No.30 ホソヤエンタープライズさま
5号玉 球磨川に咲く燻し銀の華 10号玉 昇小花付三重芯カラフルパーテーション




 走り続けること約9時間。スケジュール通り、刈谷ハイウェイオアシスで待ちに待った入浴タイム。このときほど、高速道路上に入浴施設が存在することを有り難く感じたことはなかった。思いっきりさっぱりんこして、この日開催される熱海観覧へのパワーがムクムクと復活していくのであった。……んっ、熱海? そうなんです。ほとほと呆れた方も多いでしょうが、八代・熱海と連続観覧をしてしまった神奈川4人組なのでした。


協賛花火2




 さて、やつしろ全国花火競技大会、関東圏から撮影機材を積んでクルマで行く場合、ひとり旅なら前後プラス1日〜2日、今回のようにとんぼ返りで帰ってくるのならば、ゼッタイ3人は居ないと無理というのが僕の感想。ひとりで向かうのならば、途中完全に1泊しないとダメダメよ……。正直、遠いもん(>_<;)
 miyaさん、あっきーさん、鎌さん、八代観覧、たいへんお世話になりました。お陰様で生涯忘れられない花火旅となりました。笑いの絶えない旅を本当にありがとうございました。

 八代観覧記、アップがたいへん遅れましたことをお詫び申し上げます。前編・後編を通して、全競技作品の動画を添付させていただきました。お時間に余裕があるときに、どうぞ観てくだされば幸いです。


フィナーレ




 ※2010.5.21観覧記公開。