2008 豊田おいでんまつり花火大会
2008.7.27開催分 ※愛知県豊田市




 柏崎が終了し、このまま遥か先の豊田を目指して走り出す。主要道路がごった返す中、柏崎で知り合ったMさんのお陰(抜け道を教わる)ですんなりと脱出に成功しました。何か食べたかったのですが、それよりもとりあえずは高速道に乗らねばと思い、食事は最寄りサービスエリアで摂ろうと……。でもその考えは結果的に×だった。北陸道〜上信越道〜長野道と、パーキングはあるがサービスエリアがない。唯一食事マークの箇所があったが、立ち寄った時間帯(深夜)は営業していなかった。どうやら深夜時間帯では中央道に入るまでダメそうだと悟ったのは長野の須坂あたり。無いものはどうにもならないので諦めて仮眠。眠りつく前、柏崎から柿崎ICに向かう途中で寄ろうかなと思ったコンビニが一瞬よぎった。おにぎりでも買っておけばよかったナぁ。

 豊田市街に入ったのは午前10時過ぎ。会場入りする前に、何はともあれ入浴だけ済ませておきたい。ナビに記憶させてある場所を呼び出し、昨年も利用した入浴施設へと向かった。……が、あれっ? 無い。ナイ、ない、なーい!! 建物があったはずのそこは、まっさらな更地となっていた。ちなみにそこは、某有名ビジネスホテルが建設予定とのこと。そんな表示板がポツンとあった。
 こういう状況は想定していない。だってネットで再確認したのはまだ3日前のこと。HPが存在するからって、建物が存在するとは限らないということ? そんなことってある? 実際あるんだよねー。結局、入浴断念。



 昼花火が揚がり始めた。会場内は、ぞくぞくと入ってくる観覧者で混み始めている。諸注意のアナウンスが時折入り始める。いよいよあと1時間半ほどで待ち焦がれた2008豊田が開幕されるのだ。
 プログラムは今年からデザインが一新されていた。A4版中綴じの冊子スタイル。花火の巻頭ページには、打ち揚げを担当される煙火会社プロフィールと代表者が顔写真入りで紹介され、花火を楽しむためのワンポイント知識も掲載されている。また、プログラムページは見開きですべてが分かるよう、すっきりとまとめられたレイアウトに変更されていた。

 まだ明るさが残ってる午後7時10分。磯谷煙火店さん打ち揚げによるオープニング花火が始まった。白亜の豊田大橋を挟んだ両側から、軽快なBGMに乗って打ち揚がる開幕スターマイン。プログラムに記載されていたが、今回は40回大会と云うことで特別企画のオープニングなのだそうだ。内容はショートメロディ花火と言っていいほどの凝ったシンクロ花火。とても贅沢なオープニングでした。
 ここの大会は7社(手筒花火を除く)もの煙火店が参入されている。したがって各プログラムの花火は、それぞれの煙火店に振り分けられている。各社の特色ある花火がプログラム毎に楽しめる進行。各社の特色がキラリと光るのです。

 プログラムNo.15~22は、日本煙火芸術協会会員作品による芸術玉打ち揚げ。こちらのプログラムは、なんと号数毎に揚がる進行になっていて感激。眼が泳がないので、とても鑑賞しやすく、ひときわ印象深いプログラムとなりました。
 割物に続いては、BGM付スターマインの日本煙火芸術協会会員特別作品。5社の作品が出品され、各社のセンス溢れる音楽花火に魅了された。特に素敵だったのは、紅屋青木煙火店さんの「Hula Girl-夢を-より」と、磯谷煙火店さんの「My Wish」。紅屋青木煙火店さんの作品はとても落ち着いていて大人向け。じっくりと花火そのものを鑑賞することができる構成で、今後このような落ち着いた音楽花火が全国的に増えてゆくのではないだろうか。
 そして、さらに圧巻は磯谷煙火店さんの「My Wish」。あまりの美しさとクオリティの高さに声も出なかった。肉眼で観れて幸せだった。なんて強い輝きを持った「星」なんだろう。意志をも感じる輝き。


磯谷煙火店「My Wish」

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 その後も大型スターマイン、花火師紹介創作花火、尺玉を含む割物早打ちなど、豊田おいでんならではの逸品プログラムが披露されていった。そしていよいよ2008豊田終盤。「魂の尺玉」、磯谷煙火店さんによる「メロディ花火」、フィナーレプログラムは紅屋青木煙火店さんの「黄金の滝 ワイドスターマイン5基同時打ち」と挙母煙火さんによる「ナイアガラ大瀑布」。魂の尺玉は、太陽堂田村煙火店さん、磯谷煙火店さん、紅屋青木煙火店さんの芸術尺玉が各3作品(玉)ずつ披露された。添付映像は磯谷さんの3作品。そして2008豊田で披露されたシンボルプログラム「メロディ花火」。


「魂の尺玉」磯谷煙火店

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2008豊田メロディ花火 磯谷煙火店


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 2008豊田おいでんまつり花火大会は、さらに磨かれ洗練された大会だった。この観覧記を書いているのが10月31日で、この豊田以降も様々な大会を観覧しているのですが、振り返ってみてもやはりトップに君臨する大会。添付動画では、未観覧の方はぜひご覧になってみてください。
 プログラムに記してありましたが、「おいでん」とは三河弁で「いらっしゃい」の意味なのだそうです。遠くからでも、日本一質の高い花火大会を目指す豊田おいでんまつり花火大会に、ぜひおいでん。と書かれてありました。素晴らしいナ、豊田の花火。常々本気で思うのですが、皇室の方々や総理にもぜひ観覧して欲しいです。


フィナーレ「ワイドスターマイン5基同時打ち&ナイアガラ大瀑布」

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 ※2008.10.31観覧記公開。※2016.3.24加筆修正