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数年前、愛好家さんから“にしびわじま”という地名を聞いた時、オツムの中は?マークだらけになったことをよく覚えている。聞いたことの無い地名というのは面白いもので、その響きから勝手に場所を連想してしまう。当時僕は、その大会を磯谷煙火店さまが担当しているとは知らなくて、“滋賀県の琵琶湖の西側”と思い込んでしまい、とてもそんな遠くには行けそうにない、と諦めたのだった。 西枇杷島という場所が磯谷さまの担当であり、名古屋市内からそんなに離れていないと知ったのは3年前くらい。やっと今年都合がついて、目出たく初観覧することができた。 現場到着はあまりに早い午前11時。誰かしらいらっしゃってるかな、と期待したが、この時点ではお見事なほど誰もいらっしゃらなかった。好きな観覧場所を取りホーダイな状態なのだが、何せ風向きが思いっきり風下(>_<)。対岸に向かおうかとも考えたが、とても歩いて回れる感じがしない。右側の橋も左側の橋も、遥かかなただった。のちに集まってきた愛好家さんから聞いたが、向こう側に回るには電車で行った方が早いとのことだった。 上の写真は観覧会場から打ち揚げ現場方向を撮ったもの。この写真からは想像もつかないと思いますが、この左側には名古屋市内のそびえ立つビル群風景が広がっているんです。 大会内容は時間にして40分(最大5号)、早打ちとスターマインの交互というオーソドックスなもので、進行が進むにつれて徐々に大きなものになっていくといったスタイルだった。が、そこは磯谷煙火店さま、中盤からは息をも呑む磯谷さまワールドの夜空となった。確かに最大5号&規模的には小さめの大会ではあったのだが、美しい花火はたとえ小さい玉で打上数が少なくても、強烈に印象に残るのだと云うことを改めてここに記しておきたい。 ラストはワイドなスタマとなった。光の宝石が連打され、美しい花束が観客にプレゼントされたような打ち揚げは、瞼の奥にいまも焼き付いている。 えっと、余談なんですが、6月5日は名古屋の熱田神宮で揚がった花火を観ていたんです。なので6月6日は一日中名古屋周辺観光をしておりました。夜は24時間営業の健康センターなどを利用していた訳ですが、利用客になんと企業戦士たちの多いこと。こんな薄いマットレスと毛布一枚では疲れもとれないだろに……。きっと政治家も奥さんも、こんな状況は知る由もないのだろうな、と思う。 ロビーにはたくさんの人がいてテレビを観ていたが、皆知り合いな訳じゃないので会話している人たちはいない。テレビの音と、けだるさが漂う空間だった。 一日働いて、ささやかな缶ビール、ささやかな紫煙をくゆらせて、また明日ストレスと戦いながら働くのだと思う。その時のニュース番組で、たばこ1箱1,000円案浮上といったニュースが流れたのだった。なんか急に空しくなった。散々税金を無駄遣いした挙げ句の、この安直極まりない理不尽な案件。労働者(納税者)の心など、まったく理解していないのだろうと思う。一番理解して欲しい奥さんですら……、えっと、ごめんなさい、支離滅裂になっちゃうのでやめます。 企業戦士たちにこそ、少し休んで花火を観て欲しい。
※担当煙火店は磯谷煙火店さま。 ※2008.6.10観覧記公開。 |