ひかりなでしこ(ひかり撫子)
花火の杜 特別観覧記

 土浦全国花火競技大会での日中、たいへんお世話になっている花火関係者の方から、桐箱に納められている「純国産線香花火 ひかり撫子」を頂戴した。
 実は僕、この高級線香花火をそのときまで知らなかった。土浦から帰宅後、ネットで検索をかけてみると、とても貴重なものであるということが判って恐縮した。
 人様から、それも目上の方からこんな素敵なプレゼントを頂けるなんて、とても有り難いことだと思う。包みを戻しながら、個人的に忘れられない日が間近に迫っていることを思い出し、その夜に火を点けさせていただこうと呟いて一旦包みを閉じた。

 火を点けた記念日のプライベート話は放っておくとして、線香花火の最後の光りが落ちた後、しんと静まり返ったその刹那、いままで憶い出しもしなかった遠き日の出来事が脳裏を翳めた。最後に線香花火を手にしたのはいつのことなのだろうかとふと思う。記憶を紐解いていくと、とてつもなく若い頃にまで遡っていってしまうのだった。

 過去を振り返ると赤面することも多かった年代は既に過ぎ、いまでは格好悪かった過去もきらきらと記憶の中で煌めくようになっている。だからか、最近歳を重ねていくのもそう悪いものじゃないな、と思えるようになってきた。これからまだまだ続くであろう僕の未来も、ちゃんと頑張っていけば案外捨てたものじゃないかもしれない……そう思った。

 添付映像は「純国産線香花火 ひかり撫子」。ポトンと火が落ちていく映像で終わっていますが、実際はこのように落ちてしまうものは他にはありませんでした。あえてその映像を最後にもってきたのは僕の好みというか、僕の持つ線香花火の記憶というか……。なので通常の「ひかり撫子」は最後の最後まで楽しむことができる素敵な線香花火でした。
 ※ひかりなでしこで検索をかけると公式サイトが見つかります。

 ひかり撫子を贈ってくださったTさん、お陰様でとても優しい時間を過ごすことができました。厚く厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。



ひかり撫子
[線香花火ひかりなでしこ]




 2008.2.29観覧記公開。