2007 信州上田大花火大会[初観覧]
2007.8.8開催分 ※長野県上田市

  神明の花火が終わった後、だいぶ長くその場所に居た。この後、すぐに上田の会場に直行する訳ではなく、とりあえず上田方面に向かえばいいやくらいにしか決めていなかったので、迷惑にならない程度にゆっくりしていた。
 人がはけて広々とした土手に座り直し、今宵の花火を振り返っていた。日中はたくさんの花火愛好家さんとお会いし、言葉を交わすことができた。初めてお会いできた方も多かった。天気も風向きも良かった。とてもいい一日だった。

 周囲にはもう誰も居なくなって、撤収作業をしていた人もまばらになった。これ以上ここにいたら迷惑だろう。観覧道具をくくりつけたキャリーカートをコロコロとひきながら、やっと神明の会場をあとにした。
 渋滞が解消された国道を走りながら、とりあえず小淵沢を目指す。適当なところで中央道に乗り、他のPAよりは涼しいであろう八ヶ岳PAで就寝です。  



 早朝、陽が高くなるにつれ車内の温度が上昇していく。標高が高いとはいえ真夏なので暑さに何度か眼を覚ましたがしぶとく9時近くまで寝てやりました。

 最寄りのインターで高速を降り、一般道で上田を目指す。途中で運良く日帰り温泉施設を見つけてさっそく入館。「尖石温泉縄文の湯」というところで至極快適。公営とのことで、入浴料400円は得した気分で幸せでした。
 上の写真は白樺湖。やっぱり素通りなどもったいなくてできる訳も無く、暫し湖畔を散策。せっかくだから全線無料となった「ビーナスライン」で美ヶ原高原にでも行きたかったのですが、場所取りが気になるので思いとどまりました。



 会場到着は午後1時すぎ。メイン側一般エリアの中央付近最前列は既にバッチリ押さえられています。とりあえず風向きを考慮してやや上流側に観覧場所を確保しましたが、この場所取りがのちにとんでもないことになっていくのです。

 現場で収集した情報によると目の前で揚がるのは5号までで、7号はやや離れた地点から揚がるとのこと。一般的にバラまかれてない貴重なプログラムを愛好家さんから分けてもらって確認すると、やはりあった「音楽花火」。

 大会内容は全27プログラム。スターマイン中心の構成になっている。興味を持ったのは「美しき信州の花火」と題されたプログラムで、同じタイトルで飛び飛びに3つ用意されている。勘のいい方なら判っちゃったと思うけど、そうなのよ、煙火店別になっていて同じタイトルのものをそれぞれ揚げるという粋な趣向となっているのでした。



 日中は珍しく生ビールなどを飲んで過ごしてしまった。初観覧会場なので本来ならくまなく歩き回ってみるのだが、裏側にスピーカは無いと思い込んでいたし、何より風向きに問題はなかったのでメイン側しかうろつかなかった。

 怠慢しててバチが当たってしまったようだ。会場が人で溢れつつある午後5時30分頃、風向きがいきなり変わってしまったのだ。風上系下流側に吹いていた風が、なんとあれよあれよという間に真逆、即ち風下になってしまった。これはマズい。急いで下流側に行き、なんとかお願いして60センチ四方の場所を空けてもらった。急遽お引っ越しに取り掛かる。この時点で午後6時過ぎ……。最初の場所に戻り荷物をまとめていると携帯に着信、1時間ほど前に裏側に向かった愛好家さんからだった。
「こっちにもスピーカ、ばっちりあるけど」と愛好家さん。「えっ、マジっすか」と軽くパニックの僕。数分後、荷物を両手に抱えて裏側に向かう決心を固めるのだった。



 焦りました。なんたって橋を渡らなければならない裏側は遠いです。上記写真は1分をも惜しむ精神状態で撮った貴重な一枚。ね、なかなか遠いでしょ。余談だけど、写ってる川は演歌の歌で有名な千曲川。
 裏側センター付近に着いた時は、既に大会開始15分前。もう場所を選んでる場合ではない。とはいえ、この時間ともなると裏側とてある程度の人で埋まってしまっている。また、あっちこっちに「大きな木」があるのだった。レレレのおじさんの如くあたふたと隙間を探しまわる。
 とにかく向こう側が見える場所に、頭を下げ下げ半ば強引に座る。ビデオカメラに電源を入れたとき、なんと打上1分前であった。はい、反省します。

 ついてない時はトコトンついてないもので、アナウンスの声はよく聞こえるのですが、どういう訳か肝心の音楽が裏側ではまったくダメだった。なので紅屋青木煙火店さんによる卒倒系の音楽花火は、僕の観ていた場所では不完全燃焼となってしまい残念でならない。

 全体的な内容はとても良かった。地元柄、武舎煙火さんの担当パートが多かったが、持ち玉ともいえる蝶の花火はとても美しかった。後半に揚がった3社合同の「伝統の大玉」も良かったが、欲を言えばちょっと遠いかな〜。それにしても紅屋青木煙火店さんのパートはいずれも震えるほど素晴らしく、改めて技術とセンスの高さを実感しました。

 大会の進行はとても分りやすく、プログラムの前のアナウンスで打ち揚げを行う煙火店さんを紹介してくれるのがとても有り難かった。
 見終わって、来年もぜったいに観覧したい大会だと思った。何故いままで観覧出来なかったのだろうか。もっと早くこの大会を観ておきたかったな。


オープニング



上田 夏の千本桜〜桜舞う夏の千曲川〜 紅屋青木煙火店



紅屋青木煙火店



真夏の手紙 武舎煙火工業



夜空のブーケをあなたに 篠原煙火店



篠原煙火店



フィナーレ映像




 ※2007.11.18観覧記公開 ※2016.1.23 動画再アップ+加筆修正