
![]() 今年も「午後2時解放の一般エリア」ゲットのため、はりきって列ばせていただいた。時刻は午前10時。残り4時間、ひたすら忍耐あるのみである。とにかく今年も長岡はハンパじゃなく暑いのだった。 大会本部からのアナウンスがゆらゆら揺れながら聞こえてくる。「お列びの方は、しっかりと水分補給をしてください。」……だからね、昨年の観覧記にも書いたけどさ、……って言っても始まらないので、とにかく別のことを考えて気を紛らわせることにしたが……やっぱダメだ。ガソリンが高すぎるとか、高速代が高すぎるとか、溜まりに溜まった仕事をどうしようかとか……、そんなことだらけで余計に体温が上昇し、まるで逆効果なのだった。 いよいよその瞬間の午後2時がきた。例年のことながらニヤニヤしてしまうが、僕も含めて、なんとまあ熟練された素早い場所取りなんだろうか。わずか5分〜7分で、上記写真の理路整然とした場所取りがパッと完了してしまう。さすが花火処新潟、今年も実にお見事なのだった。 ![]() 長岡の大花火をひと言で表現するならば、豪快&雄大。これでもかこれでもかの連打また連打。プログラムに記載されてる番組はほぼスターマイン一色で、ベスビアス大スタマ〜大型スタマ〜超大型スタマと、きらびやかな花火が連なって構成されている。 もちろん連打のスタマもいいけれど、僕はプログラムの合間に打ち揚がる一発ずつの割物早打ちが好き。視界の隅っこで、信濃川の水面にゆらりと輝きが映ったりなんかして、とても情緒を感じられる。プログラムの合間だから目立たなくて拍手も貰えない花火なんだけど、けっこういい玉が揚がるんだなあ、これが……。 プログラムは滞りなく進行していった。風は若干弱めなものの、なんとか煙は流れていってくれるコンディション。長岡名物、金冠連打は今年も冴え渡り、3尺玉も優雅に舞い、尺玉100連発や復興祈願花火「フェニックス」はとても力強く、震災に遭われた方々へまた新たに響いたのではないだろうか。 柏崎市からも多数の方がみえられているというアナウンスが入ったとき、温かい拍手が沸き起こった。長岡の花火会場ならではの、優しい夜風がさらりと吹いた瞬間だった。 炎天下の中、午前中から列ぶことはちと大変なことだけど、その苦労は、夜空に咲く大輪の輝きと、あのカラダに共鳴する尺玉の開発音に包まれれば必ず報われる。というか、それ以上の悦びを得ることがゼッタイできちゃう。花火は遠くからではなく、しっかりと間近で観て欲しい。
※打上煙火会社は、阿部煙火工業さま、嘉瀬煙火工業さま他。 ※2007.10.24観覧記公開。 |