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とりあえず熱海に向かう。事前情報は以下の3つ。 ●打ち揚げはイケブンさまらしい。 ●開催時間が短く、でも花火代金はそのままらしい。 ●主催は、旅館組合でも観光協会でもないらしい。 だからこの「熱海元気ですよ ATAMIX花火大会」というようなタイトルが冠されているのも、この時点では知らなかった。 熱海の街が視界に開けたとき、やっぱり花火あるんだね、そんな独り言が出た。それは、道路の左側に違法駐車ができないようにロープを張ってる光景を見たからだった。花火大会が行われる日の熱海では、もうお馴染みの光景だった。 さっそくクルマを停めて会場へ向かう。町中は通常開催のように、至る所に警備員さんが配置されていた。 ???……。 えっ、何何何って思ったね。だってね、いつもの熱海と全く違う。人が花火会場に向かって歩いていないのだ。はは〜ん、これはもうアレしかないと僕は確信しちゃったね。 ●花火大会開催が公になっていない。 ●にもかかわらず、この仰々しいまでの警備体制。 と云うことはただひとつ。いわゆる政界とか皇室とかのVIPな方が熱海に来られていて、完全なる歓迎花火なのではないか、と。実際熱海って、そういう人たちが度々来られてる場所だって聞いたことあるし……。 すかさず近くの警備員さんに訊く。「誰かVIPの方が来てるんですか?」 警備員さん答えたね。「知らね」 軽くズッコケながら、ま、警備員さんとかには報せないよな普通、と妙に納得する自分がいた。 観覧会場内に入る。やはり見事なほど人が居なかった。だってね、知らない人より知っている人の方が多いのよ。これって凄い光景だぞ。※それでも開催間近にはそれなりの数の観覧者が来られたが。 で、会場内に見なれない囲いを発見。早速偵察散歩に赴く。なんと熱海市内に在る、某ホテルの特別観覧席と判明。いよいよ想像が確かなものになったと、ズンズン勝手に思い込んでいく。それを裏付けるが如く、ホテルスタッフと思われる人のトランシーバでのやりとりが微かに洩れ聞こえてきた。「***着席が間に合わなくても***予定通り***そう予定通り開催ですね」なんて感じなのだ。これはもう疑う余地ないじゃんなんて思ってしまった。 先に吐露してしまうが、花火が終了した際はもう感動と驚きだった。これがVIP歓迎花火でなくて何なのだぁ〜と完全に思い込んでしまっていたのだから。 で、散々書いて引っ張ってしまったが、VIP歓迎説はどうやら僕の考え過ぎのようなのである。いろいろと検索をかけて知り得たが、ATAMIXという名の、まち興しを目的としたプロジェクトチームが存在するようなのだ。複数の企業が協賛し、中には有名な音響会社の名もあり、既にコンサートなども開催されていた。 熱海のまち興しに強力な救世主現るといった感じがヒシヒシとする。また本年2008年度(5月開催予定)も、ATAMIXさんによる花火開催があるようだ。とにかく僕としては大歓迎である。それは、なんとも爽快な、以前の熱海花火を彷彿とさせる花火打ち揚げをしてくれたからだ。 呆気にとられたオープニングだった。なんと開発した花火の間から曲導が伸びていったのだ。それもグングンと勢いをつけて。 単発打ちも等間隔に快音を響かせ、「熱海元気ですよ」と書かれた枠仕掛け花火の後、水面間近に開発させる斜め打ちが入り、デジスタに至っては久し振りに見るUFO花火から、レギュラー量とは明らかに違うスペシャルバージョン。そして単発の尺披露に続き、思わず仰け反ったのはフィナーレの大空中ナイアガラ。前振りにトラ系の演出が入ったのち、以前のあの神々しいばかりの輝きが蘇ったかのように展開されたのだった。添付映像を見て頂ければ分っていただけると思いますが、あまりの光量に画面が真っ白に飛んでしまったほどの物量。また、さらにせり上がっていく玉が用意されていたなんて想像もしてなくて……思わず泣けた……。 すっごい良かった。レギュラーの25分間大会が遥か霞んでしまうほどだった。10分の短縮をするとこんなに厚みが増すものなのか。これほどまでに感動できるATAMIX花火、僕は思いっきりハマってしまった。
※打上煙火会社はイケブンさま。 ※2008.3.26観覧記公開。 |