2007 土浦全国花火競技大会
2007.10.6開催分 ※茨城県土浦市

 ETC深夜割引サービスのお陰で、現着時間が異様に早くなってしまっている。慣れというのは恐ろしいもので、もう車内で眠るのもまったく苦ではなくなってしまった。順応性がいいというか、粗雑なカラダというのか、狭っこいシートにもかかわらず熟睡できてしまうのだから恥ずかしい。例に洩れずこの土浦も、無茶苦茶早い到着ののち束の間の車内睡眠を貪っていた。……束の間の筈だったが、完璧に眠りこけていた。気候も過ごしやすくなったせいも多々あって……。

 花火愛好家さんからの電話で飛び起きた。時刻は午前8時半すぎ。大幅な寝坊という時間ではないと思うが、既に観覧会場の土手上ベストポイントは人でいっぱいとのことだった。マジですか……。
 急いで現地に行ってみると、視界が開けている場所(観覧&撮影に干渉しない場所)は見事なほど埋まってしまっている。あたふたと探しまわり、なんとか無理くり入り込ませてもらった。もう随分昔だが、小田急線の改札口付近の壁面に、「席を詰めれば席は広がります」というキャッチコピーのポスターを見たことがあった。そんなことを、ふと思い出したりなんかして。

 それにしてもいまや押しも押されぬ大人気大会となった。確か8年か9年前までは、大会開始直前まで斜面の土手部分はガラガラだったと思う。当時、優雅にも霞ヶ浦などをドライブしてから来たものだったが、それでも余裕に観覧場所を確保できたものだった。
 広くこの大会や競技花火というキーワードが認知されるのはとても嬉しいことだ。でも、人出が増えると警備等がピリピリきてしまうのが世の常。2008年度はもしかしたら入場制限などという事態になるやもしれないな、ってふと思ったりした。または段階的退場等々。考えられる事故を未然に防ぐことは大切だ。事故があってはゼッタイならないもの。大会存続に直結してしまう。そんなことになったら悔やみきれない。

 日中は各地の花火愛好家さんと歓談をしながら過ごさせていただいた。気候や風向きは抜群で、今宵の花火に酔いしれる準備もバッチリだ。いつしか観覧客も満杯に入り、いよいよ2007土浦全国花火競技大会が開幕された。
 夜空に高々と競技作品が打ち揚がっていく。観客はその美しさに魅了され、感嘆の声が一斉にあがる。拍手が明確にわきあがる。ここにいる観覧者たちが、この花火たちを芸術作品として認知している証拠。普段観られない芸術作品に、何十万という人々が眼を凝らす。



2007土浦全国花火競技大会
割物作品ダイジェスト



2007土浦全国花火競技大会
創造花火ダイジェスト




 スターマイン競技はとても艶やか。その花火との距離の近さも相まって、きらびやかな夜空が映し出され続けた。近年のアレンジはとても凝っている。その中にストーリーが展開される。星造りもアーティスティクで、構成は緻密で繊細、テクニックがふんだんに詰め込まれている。
 何十万もの人々が作品に見蕩れ続ける。「もう一度観たいな」多くの人々がそう思っているのではないだろうか。花火って凄い力だ。素晴らしい花火って精神の薬になってしまう。何十万もの人々を一遍に癒してしまう。



斎木煙火本店さま出品作品
さみだれより移りゆく季節



野村花火工業さま出品作品
昴〜遥かなる旅路へ〜



芳賀火工さま出品作品
ゴッドファーザー in the sky



菊屋小幡花火店さま出品作品
美しい国・日本の花



紅屋青木煙火店さま出品作品
華美七変化



山崎煙火製造所さま出品作品
華麗なる舞姫




 大会提供花火である「土浦花火づくし」は、昨年に引き続き超ワイドスターマインが奢られた。あまりにワイドすぎて、僕のいる場所からではビデオカメラに半分しか映らなかった。添付映像は途中(1部の終盤〜ラスト)からでたいへん恐縮だが、花火に魅入ってしまってビデオ操作が遅れてしまった。
 最後の添付映像は、スターマイン部門で優勝され、内閣総理大臣賞を受賞されたマルゴーさまの出品作品「花」。オール千輪系でアレンジされたスターマインで、花に人々をオーバーラップさせた優しさ溢れる作品でした。映像終盤に観覧客から驚きの声があがる場面があります。ビデオでは判りにくいのですが、花火が空中で止まっているように見える演出効果に人々が驚きの声をあげているのです。
 2008年度もこの場所で、多くの感動を皆さんと分かち合いたいです。



2007土浦全国花火競技大会
大会提供「土浦花火づくし」



マルゴーさま「花」
スターマイン部門優勝作品




 2008.2.23観覧記公開。