2006長岡の大花火大会 1日目
2006.8.2開催分 ※新潟県長岡市


 7/25の葛飾同様、電車で一旦帰宅しクルマに荷物を放り込んで長岡へと旅立った。やけにガソリンスタンドのプライスボードが鬱陶しい。ここのところの段階的大幅値上げで頭が痛く、ガソリン税でも下げてバランスをとればいいじゃん、とひとり毒づいてみるが言うだけ虚しかった。

 関越道をひた走る。適当なSAで仮眠し無事長岡に着いたまでは良かったが、なんと、もの凄く暑いのだった。尋常な暑さじゃなかった。痛いのだ。肌が痛ーい。無意識に体が日陰を探してしまうほどの強烈な陽射しが、降り注ぐなんて甘っちょろいものじゃなく、チクチク突き刺さってくるのだった。
 すぐさま、こんなに暑いんじゃ今から並ぶのは無謀だぞ、と体が警告してきた。まだ午前8時。開放時刻まで6時間もある。それにしても朝も早よからこんな気温じゃ、どれほどハードな一日になるのだろうか……。
 そんな厳しい状況の中、果敢にも並ばれている強者が周囲だけでもざっと100名(各ゲートに20名前後 ※写真下段はこの時点のものではなく、正午付近に撮ったもの)はおられる。僕にはとても真似できないと諦め、そそくさと車内に逃げ還った。

 だが、さすがに焦る。ベストポジションの場所取りは、花火鑑賞愛好家の一大仕事なのだ。意を決して(ちょい大袈裟かな)、14番ゲート列の最後尾に僕も並んだ。午前10時のことだった。開放まであと4時間……、がんばるぞ。
 くどくて申し訳ないのだが、「バケツで水をぶっかけてくれ!!」と叫びたいほどの猛暑だった。熱中症で倒れてもおかしくない状況下、当然のことながらイライラの矛先は大会本部へと向かってしまう。「なぜ2時まで待たせなければならないのか」と。

 はっきり言って、2時という根拠が分からない。例えば観覧場が公園などになっていて、一定の時間までは本来の使用目的を優先するというような意味合いなら充分に理解できる。が、長岡の一般席は当然のことながら、人っ子一人いない「いつでもOK」のスタンバイ状態だ。マジで暑いのだから、さっさと開放して場所を取らせ、観覧者たちを休ませてやったらいいではないか。このままでは熱中症で倒れる者が出てしまう。…………案の定、出てしまった。



 並んでいる間、大会本部からのメッセージは「水分を充分に補給して熱中症などに気をつけてください」の一点張りだった。やはり臨機応変さが欲しい。その日の天候などにより、繰り上げ開放があって然るべきだと思う。そもそも、開放時間は午前10時で充分だ。それ以上待たせるのは、観覧者の体力をむやみに奪うだけのものだと僕は断言したい。余談だが、諏訪湖の3時(有料自由の石彫公園)も何とかして欲しい。

 なにやらいつになく過激な文になってしまったが、本当にもの凄い暑さだった。太陽が沈んでくれた時には、「安堵」の感覚を抱いたくらい……。
 いいポジションでいい花火を観るには、それなりの試練があるものだということを、久し振りに目の当たりにして再認識した次第です。

 定刻通り、第1日目の「長岡の大花火」が開幕された。風は若干弱めだが、まずまずのコンディション。ベスビアスと冠された大型スタマの、競り上がっていく重ね打ちは今年も圧巻の眩い光景だった。長岡の長岡たる正三尺玉も、信濃川の夜空に見事な大輪の華を咲かせ、市制100周年・尺玉100発は、4カ所から数十玉を一斉打ちする陶酔卒倒ワイドものの打上だった。
 そして復興祈願花火「フェニックス」。打ち上げ幅1.6キロメートルに拡張された渾身のフィナーレプログラム。未曾有の惨事を決して忘れてはならない、という想いがひしひしと伝わってくる真のメッセージ花火。生涯に亘って心に刻み込まれ、まさに生きる勇気と力を与えてくれる感動の花火だった。
 猛暑の中、開催準備に携われていた全関係者の皆様、観覧できて幸せです。ありがとうございました。


ベスビアス超大型スターマイン
「きらめきの夢」


市制100周年・尺玉100発
「轟きの太神楽」




 ※打上煙火会社は、阿部煙火工業さま、嘉瀬煙火工業さま、
  新潟煙火工業さま、小千谷煙火興業さま。 
 ※上段写真は打上現場。下段は一般自由エリア入場に並ぶ光景。 
 ※添付した映像は、ベスビアス超大型スターマイン「きらめきの夢」と
  市制100周年・尺玉100発「轟きの太神楽」
 ※2006.9.23観覧記公開